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大腸の病気(大腸炎・大腸がん・大腸ポリープなど)

大腸大腸(盲腸、結腸、直腸)の病気には、感染性大腸炎、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、大腸がんなどがあります。

感染性大腸炎

細菌、ウィルス等が原因で腸に炎症を生じる病気です。症状は発熱、下痢、腹痛等を呈します。細菌性のものは病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌、カンピロバクターなどがあり、ウィルス性のものはノロウイルスやロタウィルスなどがあります。診断は上記症状と便培養検査で輸液、安静、及び必要に応じて抗菌薬で治療します。

炎症性腸疾患

一般的には潰瘍性大腸炎とクローン病のことを総称して炎症性腸疾患と呼んでいます。潰瘍性大腸炎もクローン病も原因がはっきりとはわかっていません。潰瘍性大腸炎は大腸のみ、クローン病は口から肛門までの消化管のどの部位にも炎症が起こります。

自覚症状としては、血便や下痢が多く、重症化すると発熱や体重減少、腹痛を伴うことがあります。放置することで、腸閉そくなどの合併症を起こす場合がありますので、上記の症状が出た場合は、早めに当院へご相談ください。

大腸がん

大腸がんは、良性のポリープが癌化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあり、男女合わせた罹患数ががん全体で1位(2017年)、死亡数も2位(2019年)となっています。

早期の場合は自覚症状がない場合が多く、健康診断の便潜血で陽性となり、大腸内視鏡検査で発見されるケースがあります。進行すると血便、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血などの症状が出ます。早期の発見であれば、内視鏡などで除去することが出来ます。

やはり、定期的に健診を受けることで早期発見することが重要になりますので、是非当院にご相談ください。

過敏性腸症候群

腹痛を伴う便通異常が数ヶ月以上にわたって続く病気で、下痢になる場合も便秘になる場合もあります。腹痛は排便後に軽快することが特徴です。若年者・女性に多く、精神的ストレスとの関連が指摘されています。また、感染性腸炎が回復した後になりやすいとも言われています。

治療は食事療法や睡眠、運動などの生活指導や薬物療法でかなりの改善が得られますが、壮年以上の年代の方は大腸内視鏡で他に大腸の病気がないことを確認することが重要です。

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