男性型脱毛症
男性型脱毛症(androgenetic alopecia:AGA)とは、男性ホルモンと遺伝が関連した脱毛症で、20代後半から40代後半で多く見られます。前頭部の髪の生え際がM字型にまたは頭頂部がO型に薄くなり、その範囲が徐々に広がっていきます。毛髪の成熟がしっかりと得られないうちに脱毛が起こるため、軟毛と呼ばれる細い毛が全体的に増え、抜け毛の増加や髪全体のボリューム減少につながっていきます。
治療
日本皮膚科学会のガイドラインでは、内服薬としてフィナステリド、デュタステリド、外用薬としてミノキシジル、外科的治療として自家植毛を推奨しています。こうした治療方法を、副作用を特に認めない限り適切に組み合わせながら、継続的に治療が行われます。
当院ではフィナステリド、デュタステリドを扱っています。保険がきかないため、自費診療となります。
フィナステリド(1mg) 28錠:4500円(税込)
デュタステリド(0.5mg) 30錠:7700円(税込)
副作用
リビドー減退(性欲減退)・勃起機能不全・肝機能障害など
注意点
・1日1錠服用しますが、効果が確認できるまで通常6ヶ月ほどかかります。
・割って飲まないでください。
・男性における男性型脱毛症のみの適応となり、女性には適応はありません。
・20歳未満での安全性及び有効性は確立されておりません。
・前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAの値を下げてしまいます。
・オンライン診療での処方も可能です。ご希望の方はトップページ左下のバナーよりお入りください。